納期日数計算
OEMに関して
既製品サイズ 発注フォームを公開いたしました。
パンフレットが新しくなりました。
EASYサイズ計算の使用方法
EASYサイズ計算ツールは、身体の測定値を使用して、着物、上衣、羽織、袴の各部分の尺と必要な布地の長さを自動的に計算します。
最初に身長、バスト、ウエスト、ヒップの測定値を入力します。
次に「計算」ボタンをクリックします。
以下に2つの例を示します。
例1:
身長:175cm、バスト:85cm、ウエスト:83cm、ヒップ:88cm
この場合、以下のような結果が得られます:
着物サイズ:L型、必要尺3.3M
上衣サイズ:L型、必要尺3.1M
羽織サイズ:L型、必要尺2.9M
栄時袴サイズ:M型(ウエスト76~84cm)
L型(丈86cm、対応身長172~178cm)、必要尺2.9M
例2:
身長:175cm、バスト:93cm、ウエスト:98cm、ヒップ:95cm
この場合、以下のような結果が得られます:
着物サイズ:L型(丈)、LL型(身幅)、必要尺4.8M
上衣サイズ:L型(丈)、LL型(身幅)、必要尺3.2M
羽織サイズ:L型、必要尺2.9M
栄時袴サイズ:LL型(ウエスト94~102cm)
L型(丈86cm、対応身長172~178cm)、必要尺2.9M
これにより、体型に最適なサイズの着物や袴を選び、そのために必要な布地の長さを計算することが可能になります。
伝票にもEASYオーダの場合、丈L型・身幅LL型とご記入ください。
進化と不変を求めて
袴に込められた、先人達の念い
皆さん、こんにちは。
今日は、新しい袴の開発と研究を進める中で得た洞察について語りたいと思います。
「新しい事を始めるうえで、変えてはならないこと。そして、時代の変化と共に進化すること」。この二つが私たちが袴の研究開発を進める上での大きな指針となりました。
正直なところ、挫折しそうになる瞬間も何度もありました。しかし、そうした困難を乗り越えるたびに、原点に立ち返り、袴自体に問いを投げかけるようになりました。
袴はいつの時代に生まれたのか。何故、袴という字が生まれたのか。何故、袴がこの形になったのか。何故、袴をはくのか。そして、何故、私たちは袴を創ろうとしているのか。
これら一つ一つの問いから、「袴」と「誇り」の関連性に気付きました。それぞれの答えを追求し、謎が解けていくことで、袴の魅力にさらに引き寄せられていきました。
袴という字は、衣編(ころもへん)に「夸」と書きます。そして、衣偏を言偏(ごんべん)に変えると、「誇り」という字になります。袴には誇りが深く結びついているのです。
この洞察から、袴は単なる衣装ではなく、私たちの誇り、先人達の念いが詰まった象徴であると改めて認識しました。新しい袴の開発を進める上で、変えてはならない伝統と価値を保ちつつ、時代と共に進化していく新たな可能性を追求していきたいと思います。
皆さんも、袴に込められた先人たちの念いを感じ取りながら、その美しさと意味を深く理解し、誇りを持って身につけていただければ幸いです。
襞一つに見る日本の価値観
袴に込められた、先人達の思念
袴の特徴である五つの襞、そして後ろにある一つの襞、これらには深遠な意味が込められています。袴のこれらの襞は、私たちが何を学び、どのように成長するかを象徴しています。
5本の襞は、武士道の心得として知られる「五倫五常」――「仁・義・礼・智・信」を象徴しています。これらの価値観を身につけることで、「誠」の精神が培われるとされています。これは新撰組の羽織の裏に刻まれた「誠」の文字と同じく、儒教の教えを象徴しています。
また、袴には種類があり、神職が身につける袴では、「仁・礼・信・義・智」の順に並べられます。この順序は聖徳太子が制定した冠位十二階の順番と対応しています。これらの価値観を身につけることで、「徳」が身につくとされています。
私たちは、袴に込められたこの深いメッセージを受け継ぎ、さらに伝えていくことが大切だと強く感じています。袴がただの装飾品やコスプレとしてではなく、その歴史と文化の重みを伴った存在として理解されるべきだと考えています。
海外での見方が変わった今、日本人とは「情が深く、礼儀正しく、信頼され、真面目で、知恵を持っている」と定義づけられることがあります。そのような私たちの特性こそが、世界から注目される日本人の姿です。
袴は千年以上の歴史を持つ文化遺産です。時代と共に進化する「ワンタッチで簡単に」装着できる現代の袴も良いですが、私たちは袴に込められた先人達の念いを伝えていく使命を忘れずに、私たちは袴を一人でも多くの方に理解し、日本人である誇りを持って袴を身に着けていただきたいと思っています。